節約という言葉を聞くとお金の節約を考えてしまいがち。でも節約には2種類があります。それは、お金を節約することと時間を節約することです。時間とお金、双方を上手く使うことが本当の節約です。
時間≫お金が有効な場合
安く買えた、めでたし、めでたし・・・・とは旅行の時はなりません。
なぜかというと、旅行の時は時間が限られているからです。スーパーを探したり、そこまで歩いて行ったりする時間がもったいないと言えます。観光の時間が減りますから。数十円高いかもしれないけどすぐそこにあるコンビニで買うほうが時間的には得なのです。
つまり、この場合はお金で時間を買っていることになります。お金を払うがその代わりに時間を節約していることになります。
これは日常生活でもよくあることです。かなりの確率でスーパーの前に自販機があります。なぜだろう?中で買えば安いのにと思いませんか?
あれもわざわざレジまで支払いにいく手間をお金で売っているのです。すぐに飲みたい人は、店内に安いものがあっても時間を優先して自販機で買うのです。
時間≪お金の場合
逆に時間に余裕がある場合、もしくは今で無くても良い場合はお金を優先できます。例えば安売りの時に未来に使うものを買っておくことができますよく言うまとめ買いです。
未来を予測して安いうちに購入し未来に買いに行く時間とお金を節約します。無くなるたびに買いにでかけるのは時間の無駄だからです。
何かのついでに他の用事を済ませるのもこれに含まれます。そこに行くついでに別の用事、別の買い物を済ませて時間を短縮します。
お金がないから自分の時間を使って家事をしないといけない。でも、家政婦を雇えるなら家事に当てる時間を自分のために使うことができます。食洗器を買ったら、皿を洗う時間を節約できます。
時間とお金のバランス=節約
時間とお金、今はどちらが大切かをいつも考えるとよい節約ができます。お金メインだと使える時間がますます減って時間の節約ができません。時間だけの節約を考えると、お金がいくらあっても足りなくなるのです。
お金持ちの人はお金で時間がどんどん買うことができます。歩くことなくタクシーだし掃除や選択も家政婦が行います。それで自分の時間を確保することができるのです。
でも庶民はお金もないし時間もありません。だからこそバランスを考えて節約をしないといけないのです。
先日、マイルを貯めてビジネスクラスにのる機会がありました。お金で支払うとエコノミーで何往復もできる金額です。でもすべての点で時間と快適さの為の値段だとつくづく思いました。
チェックインも並ぶ必要が全くありません。その後にある入国審査もすぐ終わります。エスカレーターでそのままビジネスクラスのラウンジへ行きます。そこでシャワーを浴び、お酒を飲み、軽い食事を楽しみながら飛行機を待ちます。時間が近づいてきて、人で一杯のゲートに到着しても、真っ先に機内の中へ入ります。
皆が荷物を直したり、出発まで席に付いている間にシャンパンが運ばれてきます。もうすでにくつろいでゆったりとできます。飛行中も座席が広いからぐっすり寝れるしトイレも混まないし、現地につく頃にはバッチリ眠ってるから快適そのものです。
到着したら再び優先的に降りられるし、皆が荷物を取りに来た頃はすでに到着ゲートを通過しています。
お金持ちはお金で時間と快適さを手に入れることができます。私のような庶民はいつも時間よりもお金優先の節約になってしまいます。
たまたま乗れて経験したビジネスクラス。こんなに落差があるんなら乗るんじゃなかったと少し後悔。

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