デートに1時間も遅れてきた恋人を怒っちゃいけない大切な理由

もし恋人がデートに遅れてきたらどうしますか?しかも連絡無しで1時間も。大抵の場合、怒りがこみ上げてきます。姿が見えた途端に言いたいことが溢れ出てくるでしょう。でもそれをしちゃうと喧嘩になりデートどころじゃなくなりますね。本当に言いたいことはそんなことじゃないはずです。

最初に感じた感情を言葉にする

約束の時間の前に待ち合わせ場所に到着します。そろそろ約束の時間です。
5分経ち、10分経ちます。あれ?どうしてこないんだろう?ラインもメールも着信もありません。
こちらからも何度もメッセージを送りますが返信がありません。30分経ちました。
「何かあったんじゃないかな・・・」色々嫌な可能性が頭をよぎります。
交通事故にあったのかもしれない。心配でスマホを見つめることしかできません。
もう1時間経ちました。「ホントになにかあったに違いない」もう泣きそうです。
諦めて顔上げると遠くから汗だくで走ってくる彼が見えます。一気に血液が体を駆け巡り、安堵感で包まれます。が、それと同時勢いで怒りがこみ上げてきます。なんで連絡しないのか?なんでこんなに遅れたのか?どれだけ心配したと思ってるの!
それでやってきた彼に対して怒りが全開で溢れ出るのです。

最初にあった1つ目の感情は何だったでしょうか?それは心配です。「事故に会ったんじゃないか」という強い心配です。2つ目に現れたのは怒りでした。自分をこんなに心配させたことに対する怒りです。

第1感情は心配だったのに、第2感情の怒りを表してしまうので失敗するのです。こんなに心配した自分がいるのに分かってない、制裁を加えたいと思ってしまいます。

もし遅れて来た彼に対して第1感情を伝えたらどうなるでしょうか?
あなたが来なくて交通事故にあったかと思った。凄く心配したのよ
あなたの顔を見れて本当にホッとした。安心したわ。

こう言われると「心配かけてごめんね。ホントにごめん」と言われなくても謝ってしまいます。彼だって遅れてることは自覚しています。遅れてきた理由が何かあるのでしょう。そんな時に「なんで遅れてきたの!」と怒りを表されると「こっちだって大変だったんだよ!」となるわけです。お互いの怒りは譲れないくらい大きいですから喧嘩になります。

せっかく愛する人が何事もなく出会うことができたのに、喧嘩になり肝心な安心が伝えられません。第1感情を伝えればこんなにラブラブなデートは無いのに、第2感情を伝えたせいで怒りと気まずさのデートになってしまうのです。

相手の怒りの背後にある第1感情を見抜く

これは恋人に限らず他の人間関係でもとても大切です。最初に抱いた感情を丁寧に伝えることで関係は円滑になります。そして相手の第1感情を汲み取るようにすることで本音が分かります

帰ってくるのが遅いと怒る母親の第1感情はやはり心配です。料理が来るのが遅いと怒る客の第1感情は、忘れられてないかという心配です。

第1感情がホントの気持ちだと理解すると、相手の怒りの裏に見える気持ちが分かります。相手の第1感情の本心を理解して察してあげましょう。

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